ブログY Font Project

横浜市内の文字 — 屋外の案内サイン編

2009年08月14日 作成

都市フォント構想を練り上げていくことと平行して、現在の都市空間における文字について少しづつ調査を始めています。2009年1月16日に横浜市で行った現地調査の模様を3回に分けてアップロードします。

当日の調査は横浜駅周辺、みなとみらい線沿線のエリアを中心に行いました。第1回目となる今回は屋外の案内サインを中心にレポートします。

1. 横浜駅出口の案内サイン。和文には新ゴ、欧文にはRotisが使われている。

2. ランドマークタワー下の案内サイン。和文にリョービゴシック、欧文にFrutigerが使われている。

3. 馬車道駅出口の案内サイン。和文にはヒラギノ角ゴシック、欧文にはFrutigerが使われている。

4. 開講広場前の案内サイン。和文にはリョービゴシック、欧文にはFrutiger(一部別の書体が使われているものの)が使われている。

5. 大桟橋デッキの案内サイン。和文には新ゴ、欧文にはHelveticaが使われている。

6. 赤レンガ倉庫入り口の案内サイン。欧文で使われているGaramondが映える。

おまけ:赤レンガ倉庫の広場から大桟橋見ると旅客船が停泊中。時折響く汽笛の音も加わって港町横浜を象徴しているような景色だった。

1.— 4.の案内サインに使われている書体は微妙に違うものの、近いトーンで統一されています。サイン本体のディテールや色彩がエリアによって異なるのは地区の個性や特徴を反映したり、地区の景観を考慮していることが伺えます。狭いエリアによって異なった個性を持つ横浜市ならではの案内サインだなと感じました。

次回は駅構内の案内サインについてまとめたものをレポートします。

Hideyo Ryoken

Y Font Project キックオフ

2009年06月03日 作成

昨日、横浜の150回目の開港記念日に合わせて、Y Font Projectのキックオフミーティングを開催しました。

横浜は都市における書体のあり方を改めて考えるきっかけになった都市で、都市フォント研究会、都市フォント構想を練りあげる中で、日本の都市フォントのモデルケースとして想定している都市です。横浜フォントプロジェクトは、現在横浜が掲げているクリエイティブ・シティ構想、あるいは開港150周年を記念して改めて作り上げている横浜ブランドなどの文脈において、横浜固有の書体のあり方を提言、制作をし横浜ブランドの向上に寄与する事を目的として独自に立ち上げたプロジェクトです。

参加者はタイププロジェクトの鈴木と両見に加え、スコレックスの小林巌生さんを迎えて行いました。小林さんは現在、横浜開港150周年を記念して行われている、横浜の50年後のブランドを考えるプロジェクト「イマジン・ヨコハマ」の中で主にウェブを中心とした情報デザインの分野で活動をされている方です。

小林さんの紹介で中華街の萬珍楼で点心や飲茶をいただきながら、Y Font Projectの今後の進め方やメンバーの構成方法などについて意見を伺いつつ、現在の近況報告などを行いました。帰りに重慶飯店で買ったお土産の月餅を手に、確かな手応えを感じた1日でした。

Hideyo Ryoken